浜理薬品 丸石製薬と提携 新殺菌消毒剤 共同開発へ

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2005年2月22日掲載「化学工業日報」

 

浜理薬品工業(本社・大阪市、髙美時郎社長)は、丸石製薬(本社・大阪市、井上信之社長)と新規殺菌消毒剤を共同開発することで提携した。浜理薬品は新たに見いだした殺菌消毒作用を持つ数種の医療用医薬品候補化合物を丸石製薬に開発段階から供給、丸石製薬はこの候補化合物を利用し新たな殺菌消毒剤の開発に取り組む。

 

浜理薬品は数年前から独自に新規殺菌消毒剤の合成研究を手掛け、今回新規な殺菌消毒作用をもつ化合物の創製に成功した。水溶性に優れ、院内感染の原因であるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を含むグラム陽性菌および緑膿菌、大腸菌などのグラム陰性菌に対して幅広い殺菌作用を示す。丸石製薬が行った数種の化合物自社評価では良好な結果が得られたという。

 

浜理薬品は医薬原体・中間体を製造する一方で医療用医薬品事業に本格的に取り組んでおり、四年前に自社開発品である抗潰瘍剤ポラプレジンク(一般名)を投入している。同社は今回の共同開発により二番目の新薬開発を目指す。

 

一方、丸石製薬は麻酔科、殺菌消毒剤領域に特化した製薬メーカー。とくに同社の殺菌消毒剤、アルコール擦式手指消毒剤ウェルパスは広く認知されている。