浜理薬品 受託製造設備を増強

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2005年3月31日掲載「化学工業日報」

 

浜理薬品工業(本社・大阪市・髙美時郎社長)は、医薬品原薬および中間体の生産体制を強化する。同社のコア事業である医薬品製造受託事業は国内外製薬企業からの注文が増加、最近では国内大手から大型案件を受注するなど好調で、現有設備はフル操業の状況という。同社はすでに主力生産拠点である米沢浜理薬品工業(本社・山形県米沢市)敷地内に第三工場建設に着手しており、今年七月に稼動させる予定。
新工場の総床面積は二千百六十平方メートルの三階建て。総工費は約十億円。
医薬品製造の国際基準に対応するためcGMPに準拠する医薬品製造設備を導入するほか、環境負荷低減にも配慮した設計仕様になる。新工場の増設により、第一、第二工場を合わせた最大生産能力は約30%拡大される見込み。
米沢浜理薬品は、浜理薬品の主力生産部門として一九八〇年設立、現有備である第一、第二工場は米食品医薬品局(FDA)の査察に適合するなど、最新鋭の医薬品製造設備を備える。近年は国内外の製薬企業からの受託案件が増加、なかでも海外企業からの評価が高く受託売上高(昨年度約五十億円)の約四〇%を占める。
また、今年の四月の薬事法改正を機に国内医薬品製造の受委託が活発化する予測もあり、同社ではさらなる需要拡大に対応するため生産体制を一層強化し、受託事業の拡大につなげる考え。