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2023.05.31

【事例紹介】アスパラガスのパウダー化 -札幌国際情報高等学校 商業研究部- Part1

食品部の駒形です。

少し暖かくなった4月末、北海道札幌国際情報高等学校 商業研究部 さんから

「アスパラガスの切り下*をパウダーに出来ないでしょうか?」

ホームページからお問い合わせを頂きました。

『未来を担う若者が困っている!!』早速ゴールデンウィーク明けの5月10日、お話しを伺いに商業研究部の皆さんを訪ねました。

商業研究部の皆さんは、学校教育目標及び商業研究部のVision「目指すのは本気で社会課題を解決する部活動」に基づいて、「食品ロスの未来~廃棄物に新たな価値を~」を研究テーマに様々な活動をしています。食品ロスの現状分析に始まり、フードドライブ**の実践、そして食品ロスからの商品開発に挑戦しています。

また、上富良野の農家さんとプロジェクトを立ち上げ、農家が抱える課題を、アスパラガスの切り下のアップサイクル***で解決しようとしています。

切り下:私たちが店頭で見るアスパラガスは、長さが揃っていますが、長さを揃えるために切った根に近い部位を切り下と言います。結構な量が廃棄されています。もったいないですね。

**フードドライブ:家庭などで使い切れない余っている食品を集めて、必要としている団体(フードバンクや慈善団体)などに寄付する活動。

***アップサイクル:いらなくなったもの(廃棄物)に新たな付加価値を持たせて別の新しい製品に変わらせる取り組み。

アスパラガスの切り下のアップサイクルのひとつとして彼らが着目したのが

パウダー化

そうです! パウダーにすれば、用途は広がります。

彼らが今までチャレンジしてきた内容とその熱い想いを伺い、 「一緒に実現したい!させてあげたい!」

こんな親心?も手伝ってか、提供して頂いた切り下からエキスを抽出してエキスパウダーにアップサイクルする検討を始めました。

どんなパウダーが出来るか、今から楽しみです。

彼らに「ええー こんなもの」と言われないものを作るため、開発担当者は日々検討しています!

商業研究部の皆さんと

続きます!

農作物の絞りかすなどの有効利用(特にアップサイクル***)は、最近注目されているSDGs(Sustainable Development Goals:

持続可能な開発目標)にもマッチし、新たな購買層の取り込みにも有効です。

千歳工場は、エシカル商品の開発や食品ロス削減にも注力していますので、

「エシカルな商品を開発したい」、「食品ロスを削減したい」、「食品工場から出る廃棄物を削減したい」

といったお客様のご要望やお悩みに協力致します。

まずはお気軽にお問い合わせください。
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