ペプチド原薬
現在の医薬品の主流は、低分子医薬品と高分子医薬品(バイオ医薬品)です。しかしながら、低分子医薬品では研究開発の生産性低下、高分子医薬品では適応可能な創薬標的が限られるなどの課題があります。また、高分子医薬品は製造方法が複雑なため価格が高く、医療費負担が大きく社会問題ともなっています。
そこで、低分子医薬品と高分子医薬品の特長をあわせ持ち、これらの課題を一気に解決する中分子医薬品(ペプチドや核酸など)が脚光を浴び始めています。
当社においても中分子医薬品を成長分野と捉え、ビジネスパートナーと協働して本分野に注力しています。
ペプチスター株式会社への出資決定に関するお知らせ
- 数残基から40残基以上のペプチド原薬を開発
- 液相合成,固相合成,ハイブリッド合成を駆使
- GMP/Non-GMP問わず幅広い開発実績
ペプチド原薬開発の取組み(YouTube)
紹介パンフレット(PDF)
ペプチド・アミノ酸総合戦略図

- 原料となる非天然型アミノ酸を自社開発技術により供給可能
- ペプチド合成をcGMPで管理
- CMC・申請業務をサポート可能
- OEL 1 ~ 10 µg/㎥ 対応設備を浜理PFST 千歳工場に設置
高薬理活性(HPAPI)製造設備
新規ペプチド(開発品)の事例

- Teriparatide テリパラチド
- Goserelin ゴセレリン
- Degarelix デガレリクス
- Lanreotide ランレオチド
浜理薬品工業での大量製造実績


- ACE阻害剤:リシノプリルエステル, ジペプチド誘導体
- 健康補助食品:L-カルノシン
- 胃潰瘍治療剤:ポラプレジンク
製品一覧
合成技術の開発 羽根のない遠心式撹拌体の応用
固相合成の”撹拌”の諸問題を解決する為、ペプチド合成論に「初めて」導入されました。
- スイッチを入れて直ちに樹脂の分散が均一に(良好な撹拌に)なります。
- キャビテーションや液跳ねも無く、固相合成に有用であることが示されました。
- 2019年05月14日付けの日刊工業新聞に、浜理薬品工業のペプチド合成技術が紹介されました。