ニュースリリース

【CSR】収集ボランティア活動 ご報告

HAMARIでは、各種収集ボランティア活動を行っています。
一部をご紹介します。

■ 使用済み切手

使用済み切手を回収し、特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会へ寄付しました。

お礼状

■ 古本・雑誌 等

古本・雑誌 等を回収し、株式会社ホンカウの運営する ありがとうブック を通じて寄付しました。今回の寄付金額:6050円

■ ペットボトルキャップ

ペットボトルキャップを回収しています。累計:9,890個(2021年10月11日時点)

 
HAMARIは、他にも様々な社会貢献活動を実施しています。
その他の社会貢献活動

    2021年12月20日


【R&D化学ネタ】Vol.1 UBROGEPANT (片頭痛治療薬)

HAMARIの研究開発部門が注目する合成法をご紹介します。
第1回は”UBROGEPANT (片頭痛治療薬)”です。
 
Ubrogepant (MK-1602, 1)は、2019年12月にFDAにより承認された、最初の経口投与可能なCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)受容体の選択的拮抗薬であり、片頭痛の急性期治療薬として、現在米国で用いられています。 
Ubrogepant (1)の合成に関して、2017年にMerck社の安田修祥(やすだのぶよし)博士を中心とする研究チームにより、実用的な大スケール合成法が報告されています(Org. Process Res. Dev. 2017, 21, 1851−1858)。鍵となる2種のフラグメント2及び3のうち、3つのキラル中心を有するアミノラクタム2の原料としてセリン誘導体が用いられており、キラル中心の立体化学の制御は、5位及び6位では熱力学的支配による動的速度論的トランスアミノ化反応(dynamic kinetic transamination, DK-TA)により、また、3位は異性化晶析法(crystallization-induced diastereomeric transformation, CIDT)を適用することにより効率よく達成されています。
 
アミノラクタム2の合成法の概略は以下のとおりです。
N-Boc-L-セリンイソプロピルエステルが出発物質として用いられ、その水酸基のメシル化とそれに続く塩基処理により、デヒドロアラニン誘導体4へと変換されています。続いて、Cs2CO3存在下に生じるフェニルアセトンのエノラートアニオンと4との共役付加反応により、酵素反応基質である付加体5が異性体混合物として得られています。

鍵反応であるトランスアミノ化反応では、種々のトランスアミナーゼを用いたスクリーニングと反応条件の詳細な検討、さらにはタンパク質工学の手法を駆使して立体選択性及び反応性に優れた酵素変異体SEQ ID: 1を調製すること成功しました。ホウ酸緩衝液(pH 10.5)中で補酵素PLP存在下にi-PrNH2をアミノ基供与体として、トランスアミナーゼ変異体SEQ ID: 1を触媒とするトランスアミノ化反応により、基質5から目的とする(5S,6R)体が高立体選択的及び高収率で得られ、系中でのラクタム化反応を経由してN-Boc-アミノラクタム6へ誘導されています。6の段階では、3位の立体配置がβ/α = ca. 1.2/1であるジアステレオマー混合物ですが、この位置の立体化学制御は最終段階においてN-Boc基の脱保護後に目的の立体配置に異性化されています。

次工程である6の1位窒素原子のアルキル化反応では、条件検討による最適化条件(CF3CH2OTf, LiOt-Bu/THF, subambient temperatures)下でも目的物7に少量のジアルキル化副生物8及び原料6が混在する混合物として得られていますが、これらの不純物は、初めの酸処理条件(3N HCl, TBAB, toluene, 35℃)による原料6N-Boc基の選択的除去、続く2段階目の酸処理条件(4.5N HCl, MTBE/MeOH, 50℃)による、目的物7N-Boc基の選択的脱保護(ジアルキル化体8は未反応のまま残存)という、2段階の脱Boc化反応を巧みに用いることにより、単純な分液操作によって不純物である8及び6を除去した純粋な目的物9(3位の立体配置はβ/α = 4/1)が得られています。最後に、触媒量の3,5-dichlorosalicylaldehyde存在下にp-toluic acidによる異性化晶析法(CIDT)を適用することにより、3位の立体化学を望みのβ配置にほぼ完全に異性化させることに成功し、目的とするアミノラクタム2p-toluic acidとの塩として高立体選択的及び高収率で得ています(86%, 99.6% de)。

なお、本論文では安田博士らにより独自に見出された新規な二重4級塩化Cinchonaアルカロイドを相間移動触媒(PTC)として用いるキラルなスピロカルボン酸誘導体3の画期的な合成法も併せて報告されています。

    2021年12月14日


【CSR】図書の寄贈-浜理薬品工業

浜理薬品工業は、この度図書を寄贈いたしました。

 
<寄贈コンセプト>
子供の理系離れ防止、小さい子供に科学を好きになってほしい、周辺地域への貢献

<寄贈先>
・大阪市立図書館(中央図書館、東淀川図書館、住之江図書館)
 
HAMARIは、今後も様々な社会貢献活動を実施、継続してまいります。
その他の社会貢献活動

    2021年12月10日


【出荷業務】年末年始に伴う休業期間ならびに出荷業務


拝啓

貴社益々ご隆盛のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

さて、下記の通り年末年始の休業期間に伴う出荷業務関連についてご案内させていただきます。

ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

敬具

 
1.年末年始休業期間
           浜理薬品工業㈱:2021年12月30日(木)~1月4日(火)

  浜理PFST㈱ 米沢工場・千歳工場:2021年12月30日(木)~1月5日(水)

 

2.出荷業務
年末年始は運送会社に荷物が集中し残荷・延着が予想されますので、余裕をもってご発注いただきますようご配慮のほどお願い申し上げます。
◆出荷停止期間               2021年12月27日(月)~1月6日(木)
◆年末(12/29)迄の納入ご希望締切日   2021年12月20日(月)午前11時迄

◆年始明け(1/7) 出荷のご希望締切日   2021年12月21日(火)午前11時迄

 
なお、製品によっては小分け等の対応が生じて期日内のご注文でもご希望納期に添えない場合もございますので事前にお問い合わせください。
その他、ご不明な点などありましたら下記窓口までお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。

【お問い合わせ窓口】

  ■営業第二課:TEL 06-6205-7227(担当:山本、菅原)

以上

    2021年12月3日


【Web】フロー合成 動画作成中!

HAMARIでは、フロー合成による連続生産を医薬品原薬の製造に活かせないか、2016年より検討を行っています。
HAMARIのフロー合成 ご紹介
その成果のひとつを、6月の日本プロセス化学会2021サマーシンポジウムにて発表する事ができました。
現在、発表内容のダイジェスト動画を作成中、近日中にWebで公開致します。
お楽しみに!

    2021年12月3日


【お知らせ】創立記念日に伴う休業


拝啓 益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、弊社の創立記念日に伴う休業につきまして下記の通りご連絡申し上げます。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

敬具

 

 

休業日     2021年12月10日(金曜日)

 
また、ご不明な点がございましたら下記窓口までお問い合わせくださいますようお願いいたします。
 

【担当窓口】

  ■営業第二課:TEL 06-6205-7227(担当:山本、菅原)

以上

    2021年11月11日


【プレゼン】第23回 インターフェックスジャパン*本イベントは終了いたしました。

第23回 インターフェックスジャパンにおいて、テックプロジェクトサービス株式会社ブース内でプレゼン(ビデオ上映)を行います。
 
■ 会場
幕張メッセ国際展示場10ホールNo.10-52 テックプロジェクトサービス株式会社ブース 

■ タイトル
「高薬理活性物質の検討から製造まで ~浜理グループの総合力でお届けします~」

■ 要旨
浜理薬品工業とその生産拠点である(新生)浜理PFST株式会社の米沢工場・千歳工場は、3サイトの特徴をフルに活かし、お客様の高薬理活性物質の研究・分析・製造を支援しています。総合力を強みとした浜理グループの取り組みを紹介いたします。

■ プレゼン時間
約20分 *本イベントは終了いたしました。たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。

    2021年11月11日


【Webinar】11月25日 HAMARIのペプチド原薬・中間体の製造プロセス開発*本イベントは終了いたしました。

以下の内容でオンラインセミナーを開催いたします。皆様のご参加お待ちしております!
 

■開催要項

【タイトル】 HAMARIのペプチド原薬・中間体の製造プロセス開発
【要旨】
HAMARIでは、短鎖~中鎖ペプチド原薬を効率良く合成・製造するために、試行錯誤を重ねてきました。
今回は、ペプチド固相合成法の上流工程における
1)課題
2)課題解消のための取り組み
3)Conventinalな製法の範疇で見出した改良事例
をご紹介いたします。
【講師】   大谷 隆
       浜理薬品工業株式会社
       営業開発部 部長
【⽇時】   2021年11月25日(水)13:15〜13:45
【参加費】  無料 *本セミナーはZoom配信によるオンラインセミナーです
【申込締切⽇】2021年11⽉24⽇(水)

*本イベントは終了いたしました。たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。
 

    2021年11月9日


【CSR】サキシマベイエリアクリーンアップ大作戦 に参加(9月22日)

去る9月22日に行われた「サキシマベイエリアクリーンアップ大作戦」へ、浜理薬品工業から12名が参加しました。

サキシマベイエリアクリーンアップ大作戦

サキシマベイエリアクリーンアップ大作戦は、咲洲地区で働く人・企業・団体で咲洲の海を綺麗にするプロジェクトです。
 
HAMARIは、他にも様々な社会貢献活動を実施しています。
その他の社会貢献活動

    2021年10月22日


【Web】HAMARIとSDGsのページ更新

当社のSDGsへの取り組み紹介ページを更新しました。
 
HAMARIはSDGsの達成に対して、中核事業(医薬品原薬・中間体の研究開発・製造・販売)を通して貢献する目標を5つ、企業活動全体を通して貢献する目標として8つを設定しました。
特に中核事業に関しては、「SDGドミノ」の考えを取り入れて、当社の強みである<技術革新への不断の取組み>をレバレッジポイント(てこの力点)として、ドミノ倒しのように連鎖的に目標を達成していきたいと考えています。
HAMARIとSDGs
 
当社は、これからもまごころを持ってお客様に愛される企業として進化発展し、グローバルなオンリーワンへの道を歩んでまいりたいと存じます。

※SDGs:“Sustainable Development Goals”の略で、2015年9月 国連サミットで採択された、持続可能でより良い世界を目指す国際社会共通の目標です。

    2021年10月5日


【Webinar】10月22日 第58回ペプチド討論会*終了しました

第58回ペプチド討論会にて、以下の内容でオンラインセミナーを開催いたします。
*本イベントは終了いたしました。たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。
 

■開催要項

【開催⽇時】 2021年10月22日(金)12:30〜13:10
【演題】   ペプチド製造における HAMARI の乾燥手法
【受講料】  無料(企業オンラインセミナーのみの聴講の場合、参加費は無料です)
【概要】
近年、抗体医薬に次ぐ新たなトレンドとして、ペプチド、核酸を初めとする中分子医薬の開発が盛んに進められています。しかし、中分子医薬はその特徴的な分子間および分子内の相互作用により合成において使用する溶媒の除去および残留溶媒の管理に課題を抱える事例が少なくありません。HAMARI では、このペプチド医薬製造の「乾燥」操作における残留溶媒の課題を、独自設計した調温調湿装置を用いて解決しました。
本セミナーでは、調温調湿されたガスを安定調製するシステムとその適用範囲、課題解決の事例を実績とともに紹介いたします。

    2021年10月4日


【お知らせ】食品加工の専用サイト オープン

浜理PFST 千歳工場では、食品の加工も可能です。
 「食品分野でも多くのお客様のお役に立ちたい」という気持ちをお伝えしたく、このたび食品加工 専用サイトがオープンしました。
医薬品製造分野で培った品質管理や製造・研究設備、ノウハウは、お手持ちの食材の加工にお役に立てると考えています。
「エキス加工」「パウダー加工」は、ぜひ浜理PFSTにお任せ下さい。
食品加工 専用サイト

    2021年7月27日


【お詫び】食品分野の専用サイトでの他社証書画像の使用について

平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

2021年7月13日掲載いたしました「浜理PFST株式会社(旧 チトセ浜理薬品株式会社)」の
ランディングページ(以下 食品の原料加工 専用サイト)「許可・承認」の項目にて他社様のJFS-Bの証書を掲載する事象が発生いたしました。
本件により、当該企業様及び皆様に多大なご迷惑をおかけしました事を、深くお詫び申し上げます。
本件につきまして、原因を報告させていただくとともに、以下の内容での再発防止策を徹底して参ります。
 
事象と原因
食品の原料加工 専用サイトの立ち上げにあたり、広告代理店の作成した構成案にて、
「許可・承認」の項目に、差し替えを前提として他社様のJFS-Bの証書画像が使用されていました。
最終校正が不十分であったため、画像が差し替えられず2021年7月13日にサイトがオープンしました。
2021年7月15日 当該企業様からのご指摘により発覚し、現在はサイトを閉鎖しております。
 
再発防止策について
・ダミー画像使用について
 制作段階でダミー画像を使用する際は、明らかにダミーと分かるものを使用いたします。
 他社にサイト作成を依頼した際も、同様の措置を要求します。

・チェック体制の強化
 最終校正についてはチェックリストを用いて2名体制で確認し、抜け・漏れの無いようにいたします。
 

当該企業及び皆様にはご迷惑、ご不快な思いをさせてしまいましたこと、改めてお詫び申し上げます。
以後このようなことのないよう、再度管理体制を強化し、再発防止に努めてまいりますので、
今後とも末永いお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

 
浜理薬品工業株式会社      
代表取締役社長 髙美 時郎

    2021年7月20日


【出荷業務】夏季休業に伴う休業期間ならびに出荷業務


拝啓

貴社益々ご隆盛のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、下記の通り夏季休暇の休業期間ならびに出荷業務のご案内をいたします。

ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

敬具

1.夏季休業期間


 浜理薬品工業㈱              :8月7日(土)~8月15日(日)

 チトセ浜理薬品㈱(浜理PFST㈱ 千歳工場) :8月12日(木)~8月15日(日)

 米沢浜理薬品工業㈱(浜理PFST㈱ 米沢工場):8月12日(木)~8月15日(日)

 *7月16日よりチトセ浜理薬品㈱と米沢浜理薬品工業㈱は浜理PFST㈱に統合されます
 
2.出荷業務
 休業期間前後は運送会社に荷物が集中し残荷・延着が予想されます。余裕をもって
 ご注文いただけますようご配慮のほどお願い申し上げます。

  ◆出荷停止期間                    8月6日(金)~8月16日(月)

  ◆夏季休業前 (8/6) までの納入ご希望締切日    7月26日(月)午前11時まで

  ◆夏季休業明け(8/17~8/20)出荷のご希望締切日 8月2日(月)午前11時まで
 
 なお、製品によっては小分け等の対応が生じて期日内のご注文でもご希望納期に
 添えない場合もございますので事前にお問い合わせください。
 その他、ご不明な点などございましたら下記窓口までお問い合わせくださいますよう
 お願い申し上げます。

【担当窓口】

  ■営業第二課:TEL 06-6205-7227(担当:山本、菅原)

以上

    2021年7月15日


【お知らせ】子会社の合併

 
浜理薬品工業株式会社の子会社であります浜理PFST株式会社が、米沢浜理薬品工業株式会社、チトセ浜理薬品株式会社を、2021年7月16日をもって吸収合併し、それぞれ、浜理PFST株式会社 米沢工場、浜理PFST株式会社 千歳工場としてスタートすることになりましたのでご案内申し上げます。
今般の子会社の合併統合により、研究開発力、生産技術力ならびに品質管理力の強化が図られ、社業のさらなる発展に大きく貢献するものと確信しております。
 
なお、合併日以降は、米沢浜理薬品工業株式会社およびチトセ浜理薬品株式会社の業務、お取引先様との契約や同社に対する債権および債務は、浜理PFST株式会社に承継されます。
*PFST = Pharmaceutical , Food , Service , Technology(医薬、食品、サービス、テクノロジー)
 

 
◆合併日
   2021年7月16日

◆合併の方法
浜理PFST株式会社を存続会社とする吸収合併方式とし、米沢浜理薬品工業株式会社およびチトセ浜理薬品株式会社は解散いたします。

◆会社概要
   社名 : 浜理PFST株式会社
       (英語表記 : HAMARI PFST, Ltd. )
   本社 : 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目19番40号
   設立 : 2014年10月3日
   株主 : 浜理薬品工業株式会社 100%

◆事業所
   米沢工場 : 山形県米沢市八幡原二丁目4300番地の18
        (現 米沢浜理薬品工業株式会社)
   千歳工場 : 北海道千歳市泉沢1007番地81
        (現 チトセ浜理薬品株式会社)

<本件に関するお問い合わせ先>
    浜理薬品工業株式会社 総務部 遠藤 TEL : 06-6569-9488

以上

    2021年7月12日


【学会発表】6月24日(木)~25日(金) 日本プロセス化学会2021サマーシンポジウム*終了しました

日本プロセス化学会2021サマーシンポジウムで一般講演を行います。

[会期]2021年6月24日(木)~25日(金)*本学会は終了いたしました。ご聴講いただき、ありがとうございました。
[会場]オンライン開催
 
[演題] シアノ基-芳香環同時水素化反応を用いるトラネキサム酸の連続フロー合成
[日時] 6月25日(金)14:55~15:40(2日目)のうち10分
HAMARIのフロー合成 ご紹介

    2021年6月2日