ニュースリリース

【学会発表】第5回 プロセス化学国際シンポジウム (ISPC 2026)

第5回 プロセス化学国際シンポジウム (ISPC 2026)でポスター発表を行います。
 

【会期】
2026年7月1日(水)~ 7月3日(金)
【会場】
アクトシティ浜松
【タイトル】
Tamsulosin-Dimeric Impurity: Identification and Elucidation of Its Formation Mechanism, Leading to the Efficient Manufacturing Process of the API
【概要】
独自に開発したルテニウム触媒を用いる不斉合成法による初期の原薬製造において問題となった不純物について、単離精製の後に構造を決定し、さらにその生成機構を明らかにすることによって、その後の製造バッチに本不純物の低減対策を巧く適用した結果、目的とする原薬の収率が飛躍的に向上した事例について発表する。

 
【関連ページ】
不斉水素化反応触媒 HAMOC 開発物語
【投稿掲載】Org. Process Res. Dev. 2025, 29, 2715-2724.
 
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    2026年5月25日


【特許】「2-オキソイミダゾールジペプチド」の製法に関する国際出願の公開

浜理薬品工業株式会社は、このたび新規な抗酸化成分として注目される「2-オキソイミダゾールジペプチド」またはその塩の製造方法、
およびその結晶形に関する特許出願が国際公開されたことをお知らせいたします。

 
本技術がもたらす価値 
◆ 大量合成にも有用な「高収率かつ高純度での製法」を構築 

2-オキソイミダゾールジペプチドの従来の製法では総収率が極めて低く、かつ単離・精製に分取高速液体クロマトグラフィー等の煩雑な操作が必要であるため、大量合成は事実上困難でした。
当社は合成方法から検討を行い、晶析操作および濾過操作によって2-オキソイミダゾールジペプチドを高収率、高純度で得られる製法を確立しました。
本技術により、クロマト精製といった煩雑な工程を介さず、2-オキソイミダゾールジペプチドを大量合成可能となることが期待されます。

 
◆ 結晶化にトライし初めて成功。常温での長期保存を実現 

2-オキソイミダゾールジペプチドは、従来の製法ではアモルファス(非晶質)でしか得られませんでしたが、本製法により初めて安定な結晶を得ることができました。これにより、常温での長期保存を実現しています。

 
◆ 本技術の展開 

本技術の応用により、様々なイミダゾールジペプチドの精製・開発の推進が期待されます。

 

特許出願の概要
国際公開番号 WO2026/075272
発明の名称 2-オキソイミダゾールジペプチド又はその塩の製造方法及びその結晶形
公開日 2026年4月9日

 

【お問い合わせ窓口】
特許に関して 浜理薬品工業までお問い合わせください。
お問い合わせ
サンプルの入手について ナカライテスク株式会社より購入可能です。
L-2-オキソカルノシン(ナカライテスク株式会社 商品ページ)

    2026年5月19日


浜理薬品工業 「ヤマト科学 自動固相合成装置SPS-5」導入事例に掲載

浜理薬品工業は、ペプチド製造設備のひとつとして、ヤマト科学社製 自動固相合成装置SPS-5を導入しております。このたび、ヤマト科学株式会社のインタビューを受け、導入背景や活用方法に関する内容が、導入事例として同社ウェブサイトに掲載されました。
当社は『ペプチドのHAMARI』として、あらゆる合成ニーズに即応できる盤石な供給体制を構築するため導入しました。
初期検討からプロセス最適化、そして商用スケールでのGMP製造に至るまで、開発のあらゆるフェーズで稼働させています。
 
HAMARIは、今後もペプチド医薬品の需要増に応えるため、積極的な設備投資による生産能力の拡大を進めてまいります。
 
【関連ページ】
ペプチド自動固相合成装置
HAMARIの生産体制・製造設備
 
 ヤマト科学 導入事例ページ

    2026年3月20日


【論文掲載】Org. Process Res. Dev. 2025, 29, 2715-2724.

Identification of Tamsulosin-Dimeric Impurity, Leading to the Efficient Manufacturing Process of the Active Pharmaceutical Ingredient.
Org. Process Res. Dev. 2025, 29, 2715-2724. doi.org/10.1021/acs.oprd.5c00211
 
タムスロシン塩酸塩は、前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療に広く用いられている重要な医薬品です。
浜理では本医薬品の製造法を新たに開発しましたが、その一工程において新規な不純物が検出されました。
本不純物は原薬の品質に重大な影響を及ぼし、製造プロセスの収率低下につながる主要な要因となります。
そこで、この不純物を単離精製して構造解析したところ、対称的なタムスロシン二量体様構造を有していることが判明しました。
本論文では、この新規不純物の構造的な特徴とともに、原料合成の段階で見出されたその前駆体から明らかになった生成機構を示しています。さらに、これに基づいて新規不純物生成を抑制する対策を実製造に導入した結果、原薬中間体の収率が劇的に向上したHAMARIの実例を紹介しています。
 
そのほかのHAMARIの技術
研究・技術報告ページ

    2025年11月11日